フィードバック
歳をとってくると段々フィードバックをもらう機会が少なくなってくる。少ないどころかほぼないと言っても過言ではない気がする。大学新卒で勤めた会社は大手JTCだった。そりゃあもうすごい年功序列であった。年齢というか年次が絶対である。つまり先輩は絶対である。良くも悪くもそういう環境であったからこそ、いろんな人から注意されたり怒られたりする機会に恵まれた。あぁこうすればよかったのか、次はああしようって思う機会がたくさんあった。頭ごなしに怒られることはなかった。先輩や上司に本当に恵まれたと思う。フィードバックがすごく自分のタメになった。納得できる指摘であった。そして次はそうならないようにって気をつけることができたし、先輩たちはそれを見てくれていた。私は凡人である。なので、最初から色んなことをうまくこなすことなんて全くできない。ヒトよりもできない方だと思う。そんな中でいろんな人から教えてもらえるああいう環境は本当に助かった。自分みたいなタイプはいきなりベンチャーなどイケイケな会社にいっちゃいけない人間だと思う。明らかに不向きな人間である。先輩たちに教えてもらったことは今でも息づいている。しょっちゅう思い出す。自分の社会人人生において必要不可欠なスキルセットやマインドセットをたくさん教えていただいた。それぞれに程度の差はあれど、一生忘れないと思う。話は戻って、30代半ばとなってしまうとそういうフィードバックの機会が少なくなってしまう。非常に少ない。今の会社に入って、まともなフィードバックの機会なんて全くなかったような気がする。先日、酒の流れで役員に聞いてみた。直接のレポートラインにいる役員ではない。が、最近はよく一緒に仕事する機会の多い役員だ。直接の上司の役員のほうが話す機会が圧倒的に少ないであろう。そういうこともあって、ほんの5分程度の場ではあったのだが聞いてみた。詳細は割愛するが、すごくよかった。若干、反感というか、ええ...って思う部分があったのも事実だが、そういう感情も含めて、こういう機会自体が必要なのだ。結果、この土日は結構そのフィードバックについてのことを考えていた。「確かになぁ、あーやれることはあったな、こうすればよかったな、次はこうしてみようか」そういうことを逡巡する。もっとこういう場が欲しいな。もしかしたら、この歳になったら自分で反省して改善するもんだっていうかもしれない。もちろんそういうことだってする。するのだが、自分のような無用の場合、自分で考えて自分でどうこうするだけでは天井が低い。すぐに限界がくる。だからこそ、周りの自分より遥かに優秀でもっと先の道にいる方々からの意見がほしい。もちろん若い時のようにすべてに教えを乞うっていうほどではない。そこまでを求めてるわけではない。ちょっとしたヒントを。自分では思い至らぬようなちょっとした別角度からの差し込みが欲しい。それさえあれば、そこからまた自分の考えでもう少し先に進めるはず。注意されることも怒られることも少なくなったと思う。それは自分がどんどんやれることが増えてきて、ヘタを打つ機会が少なくなってきたから...というわけではない。単純に、年齢やら立場によって誰も言ってくれなくなってきてるわけだ。言わなくても、心の中で思っていることもあるはずだろうが、なかなかそれを教えてもらう機会に恵まれない。もちろんそういうことを言ってくれる人も世の中にはいるのは知っているが、自分の周りにはなかなかいない。そういう周りの人っていうのは本当に貴重だと思う。本当に嬉しい存在だ。そういうことを下手に言えば角が立ってしまう可能性もある。そうでありながら、フィードバックしてくれるなんて、なんて優しい方だろうか。なかなか難しい。だからこそ、自分から積極的に、声をかけていって情報を集めていかなければいけないなと最近思っている。言われないのは100点をとっているわけではないのだ。自分は難点であったかというのを是非声を集めて自分に生かしていきたい。